安全への取組み~安全スローガン~
安全スローガン
令和元年12月度安全スローガン
令和元年12月度安全スローガン
『早めのライト点灯で通行車両・歩行者にアピールしよう』
以前も取り上げていますが、冬の時期は日暮れが早いです。
日没前後の1時間あたりは薄暮時間帯といい、交通事故の発生が多くなります。
日暮れとともに視界が悪くなり、車や自転車、歩行者の発見が双方遅れたり、
距離や速度もわかりにくくなるためです。
以前の記事はこちら:29年10月、28年12月、28年10月
●薄暮時間帯における交通事故防止
警察庁は平成25年から29年の5年間における死亡事故の発生状況を分析
した結果を公開しています。上記資料:2-1 2-3 2-5
これらをまとめたのが、以下です。
・日没時刻と重なる17時から19時台に多く発生
・薄暮時間帯には自動車と歩行者の衝突事故が最も多く、さらに歩行者の
横断中が約9割
・横断場所の内訳では、横断歩道以外での事故が約8割、横断歩道以外の
横断における歩行者の約7割に法令違反
●早めのライト点灯でアピール
ドライバーの中には、周囲が暗くなってきてもライトを点けず走行する
ケースが見られます。
しかしそれでは他の車や歩行者が、自分の車を認識するのが遅くなり、
交通事故に繋がる恐れがあります。
ドライバーは薄暗くなる前からライトを意識的に早め点灯し、自車の存在を
アピールするようにしましょう。
そのほか、薄暮時間帯は昼間と比べ周囲の視界が悪くなり始め、
事故発生率が上がることから、速度を落とし、周囲の状況に注意しながら
慎重な運転を心がけましょう。
●反射材・ライトの活用
歩行者や自転車は、薄暮時間帯や夜間に事故に遭わないようにするには、
反射材やライトを活用することが効果的です。
歩行者・自転車側からは自動車が接近していることが分かっても、
ドライバーからはよく見えていないことがあります。
そのため、薄暗くても比較的わかりやすい明るい目立つ色の服装をしたり、
靴、衣服、カバンなどに反射材やライトをつけたりして、ドライバーから
認識されやすいようにしましょう。
また、薄暮時間や夜間帯は、自動車との距離や速度が分かりにくくなります。
道路を横断するときや、自動車とすれ違う時は、より注意を払うようにしましょう。
この時期の日没前後は暗くなっていくのも早い為、目が慣れないうちに
暗くなって視界も悪くなってまいります。
自動車、歩行者(自転車)もお互いに、“わたしココにいますよ”をアピールして、
見つけてもらう努力をしなければいけません。
見えなければ避けることも出来ませんから。