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令和6年度7月安全スローガン
2024-07-01
～熱中症、前日からの対策を～
令和6年度7月の安全スローガンは、
「熱中症、前日からの対策を」です。
日ごとに暑さが厳しくなる今日この頃、
梅雨が明けると本格的な夏の暑さが始まります。
そこで気を付けたいのが今月の安全スローガン
でもある「熱中症」です。
〇熱中症とは？
高温多湿な環境下で体内の水分および塩分の
バランスが崩れたり、体温調節機能の
働きに障害がおこる事などによって体内に熱が
こもった状態の事です。
〇熱中症の症状
Ⅰ度（現場での応急処置で対応できる軽症）
・めまい
・失神
・筋肉痛
・筋肉の硬直
・手足のしびれ
・気分の不快
Ⅱ度（病院への搬送を必要とする中等症）
・頭痛
・吐き気
・嘔吐
・倦怠感
・虚脱感
Ⅲ度（入院して集中治療の必要がある重症）
・意識障害
・けいれん
・手足の運動障害
・高体温
・肝機能異常、腎機能障害、血液凝固障害
〇熱中症はどのように起こるのか
体温が上昇すると、人の体は適度な体温を
維持するため、汗をかいたり、皮膚温度を上昇
させたりして熱を対外へ放出します。
この汗の蒸発による気化熱が体温を下げる働きを
しているのです。
この機能が損なわれる事で熱中症が生じます。
〇熱中症を防ぐには
直射日光により高温環境となる工事現場において
熱中症を予防するには、、、
・日除けや大型扇風機やドライミスト等を活用する。
・身体を適度に冷やすことのできる氷、冷たいおしぼり
などの物品やシャワーなどの設備を設置する。
・経口補水液やスポーツドリンクを置くなど水分、
塩分が補給できるようにする。
・日陰や冷房室等涼しい休憩場を確保する。
・十分な休憩時間や作業休止時間を確保する。
・作業服は吸湿性、通気性の良いものを着用する。
・作業開始前はもちろん、作業中も巡視などにより
作業者の健康状態を確認する。など。
現場作業をするにあたって熱中症対策は
とても重要です。熱中症予防に対する十分な認識を
持ち、作業中はもちろんの事日頃から健康管理に
注意し熱中症を防ぎましょう。